いよいよ11/4上場!日本郵政IPO抽選結果から見えてくる初値高騰の兆候
日本郵政株は上がるか?直前初値予想は?
日本郵政グループ3社の抽選結果が出そろいました。
公募価格が想定価格の上限で決定するなど、想定以上の人気となっているようです。
初値は公募価格を超えてくるのはほぼ確実でしょう。
気になる初値予想は・・・
- 日本郵政 1,500円
- かんぽ生命 2,400円
- ゆうちょ銀行 1,600円
他社予想やその他色々な情報筋から推測する初値は、1単位で日本郵政1万円、かんぽ生命2万円、ゆうちょ銀行1.5万円の利益という予想です。
経常収益は減少傾向にあり成長性はやや疑問視されているものの、グループ会社であるゆうちょ銀行は180兆円もの膨大な個人金融資産を保持しており、預入額1000万円の上限撤廃など規制緩和が進んでいくことで収益性は向上していくものと考えられます。
ゆうちょ銀行貯蓄残高
さらに年率3%の高配当性向ということを考えると、下値は限定的と考えられます。
かつての高配当株の代表であった電力株に代わる存在になるのではないでしょうか。
来年の3月末まではしっかりホールドして、配当金をもらいたいと思います。
日本郵政IPO抽選結果
日本郵政は全9証券会社からIPOに参加しましたので、その抽選結果を公表したいと思います。
日本郵政
野村証券 ⇒ 補欠→落選
大和証券 ⇒ 当選
SMBC日興証券 ⇒ 当選
みずほ証券 ⇒ 当選
マネックス証券 ⇒ 補欠→落選
SBI証券 ⇒ 落選
岡三オンライン証券 ⇒ 落選
カブドットコム証券 ⇒ 当選
エイチエス証券 ⇒ 当選
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- カブドットコム証券
- エイチエス証券
9社申込中5社当選(500株)という結果でした。
エイチエス証券で初当選できたものの、ゆうちょ銀行よりも当選率としては厳しい結果となりました。
特に枚数の多かった野村証券で繰り上がり当選とならなかったことからも、需要は旺盛と考えられます。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命の予想外の人気ぶりで、落選した個人マネーが日本郵政株にも流れ込んでいるものと思われます。
資金大量吸収という需給面の悪化が懸念されるものの、今回郵政株を購入した人たちの多くはこれまで貯蓄を現金で保有していた新規の買い手とみられます。
これらの個人投資家の多くは初値で売却せず、長期保有を考えている人たちがほとんどです。
そう考えると、日本郵政グループ株も初値高騰の可能性も十分あり得ると思います。
郵政株の初値形成がそれなりに高いところで落ち着けば、新規投資家の投資意欲をさらに向上させ、株価上昇へのエネルギー源となっていくことが予想されます。
前回記事でも書きましたが、日本郵政グループ株はホールドの方針で良いと思います。